今後日本は高齢化がさらに進み、生産人口が低下することが予想されます。資産形成のためには、今後も成長が期待される国への投資が必須です。その際に大事なのは、外国為替のレートです。有望視されている新興国や、先進国の貨幣価値が円に対してどう推移してきたか見てみたいと思います。
そこで今回は、わかりやすいように10年前に外貨を100万円分買って継続保有していたら、現在の円に換算するとどうなっていたかを考えてみたいと思います。
注 2011年と2021年の10月あたりの為替レートを参考値として用いています。若干の誤差はあると思います。ご了承ください。
まずは、米国ドル、ユーロ、香港ドル、人民元からです。
米国ドル
まずは米国ドルです。米国の主な指標です。
米国
- 人口は約3.30億人
- 高齢者人口(65歳以上)の割合は14.5%
- 1人あたりの名目GDPは、63,416ドル
申し分ないというか、うらやましいですね。人口が3.3億人いながら、高齢者人口の割合は14.5%なのですね。移民を受け入れているためでしょうか?
ちなみにに日本は、
日本
- 人口は約1.26億人
- 高齢者人口(65歳以上)の割合は25.8%
- 1人あたりの名目GDPは、40,146ドル
です。
ドル/円の推移をみてみましょう。この10年では円安が徐々に進んでいる印象です。
では、10年前に米国ドルを100万円分買っていたらどうなっていたか?
2011年は1ドル79.81円だったので、100万円分ドルを購入すると約12,530ドルです。
2021年現在、1ドル111円なので、12,530ドルを日本円に換算すると
1,390,830円になっています。
ユーロ
次はユーロ/円です。ややボックス圏で推移している印象です。
では、10年前にユーロを100万円分買っていたらどうなっていたか?
2011年は1ユーロが105円だったので、100万円分ユーロを購入すると約9,524ユーロです。
2021年現在、1ユーロ129円なので、 約9,524ユーロ を日本円に換算すると1,228,571円です。
香港ドルと人民元
続いて中国の香港ドルと人民元です。
まずは中国の主な指標です。
中国
- 人口は、約14億人
- 高齢者人口(65歳以上)の割合は9.6%
- 1人あたりの名目GDPは10,483ドル
まずは香港ドル/円の推移です。香港ドルは、米ドルと連動するドルペッグ制 を採用しています。そのため米ドルと似たようにな動きです。
では、10年前に香港ドルを100万円分買っていたらどうなっていたか?
2011年は1香港ドルが10円だったので、100万円分ユーロを購入すると約100,000香港ドルです。
2021年現在、1香港ドルが14.28円なので、 約100,000香港ドル を日本円に換算すると1,428,000円です。
一方で、人民元/円の推移です。やや振れ幅は大きいですが、香港ドルと似たような動きになっています。
では10年前に人民元を100万円分買っていたらどうなっていたか?
2011年は1人民元が12.2円だったので、 100万円分人民元を購入すると約81,967人民元です。
2021年は1人民元が17.23円なので、 約81,967人民元 を日本円に換算すると1,412,291円です。
まとめ
円は米国ドル、ユーロ、香港ドル、人民元 のいずれの主要通貨に対しても、この10年で円安に振れています。もちろん30年前と比較するとかなり円高になってはいるのですが・・・。
次は、成長著しいとわれる東南アジアやロシアの通貨でみてみましょう。
その2に続きます。
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