2021年10月22日にひだまりのサテライト銘柄であるアクシーズ(1381)の2022年6月期第1四半期決算の発表がありました。今回は決算発表の感想と、それとはまったく関係ない肉の消費量や自給率についての話です。
アクシーズはひだまりのサテライト銘柄です。ひだまりのポートフォリオについては以下をご覧ください。
アクシーズの銘柄分析については以下をご覧ください。
2022年6月期第1四半期決算
アクシーズの2022年6月期第1四半期決算は、
・売上高は54億8百万円(前年同四半期比6.6%増)でした。
・経常利益は8億91百万円(同13.7%増)でした。
・四半期純利益は6億16百万円(同13.8%増)でした。
文句なしの決算です。アクシーズ業績予想は控えめのことが多いです。2022年度の純利益の予想は20.5億円です。果たして通期ではどうなるでしょう。
決算を受けて、もちろんアクシーズは継続ホールドです。もう少し安くなれば買い増したい!
日本で消費される肉で最も多い肉は?
アクシーズの決算をみて、日本の食肉事情に興味がわいたので調べてみました。
肉の消費量は国民の所得水準が向上するにつれて1人あたりの消費量が伸びていくそうです。では日本人が最も食べている肉は何肉なのか。ずっと豚肉がトップだったのですが、ここ10年は鶏肉がトップになっているようです。
意外だったのは、牛肉が平成以降はほとんど伸びていないようです。値段のためでしょうか?
牛肉・鶏肉の自給率
次に肉の自給率について調べてみました。牛肉の自給率が3割くらい,豚肉の自給率が5割くらいでいずれも海外からの輸入に頼っていることがわかります。
鶏肉の自給率
一方で、鶏肉の自給率は65%近くで、唯一半分以上を国内生産で賄えていることがわかります。
なぜ日本で牛肉の自給率が上がらないか
ではなぜ、日本で豚肉、牛肉の自給率があがらないのでしょうか?これは、トウモロコシ等の飼料が関係していると言われています。それぞれの肉(牛肉、豚肉、鶏肉)を1㎏生産するのに必要な穀物の量をトウモロコシ換算でみてみます。
・1㎏の牛肉を生産するのに11kgのトウモロコシが必要
・1㎏の豚肉を生産するのに6㎏のトウモロコシが必要
・1㎏の鶏肉を生産するのに4kgのトウモロコシが必要
牛肉を1㎏作るのに、鶏肉の3倍近い穀物が必要なのですね。
日本には、牛の飼育をする土地だけでなく、穀物を生産する土地もない。そのため牛肉の自給率があがらないようです。
アクシーズを応援しよう
最近は料理をあまりしないひだまりの目でみてもさんまの価格が高騰しているのがわかります。これは乱獲や温暖化の影響で漁獲量が減って、供給量が減っているためです。
今後、他国で牛肉や豚肉の消費量が増えて、相対的に日本への供給量が減ると牛肉や豚肉もさんまの二の舞になりそうです。そうならないように日本の食料自給率を上ていこうという政府の政策にはひだまりも賛成です。
一方で、日本の畜産業の現状や穀物の生産事情を踏まえると、牛肉や豚肉の自給率が劇的に改善するのは厳しいのではないでしょうか。せめて鶏肉だけは、このままの自給率を維持してほしいものです。
ひだまりは、日本の鶏肉の自給率向上に寄与しているであろうアクシーズを引き続き応援しようと思います。
決算とは関係のない肉の自給率の話でした。
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