2022年度3月期の丸八HDの有価証券報告書がでました。その中で興味深かった点をつらつらと書いてみようと思います。
ひだまりの資産運用については以下をご参照ください。
ひだまりの投資戦略については以下をご参照ください。
丸八HDの銘柄分析については以下をご覧ください。
寝具のダイレクトセールスの売り上げ
丸八ホールディングスの連結売上高における寝具のダイレクトセールスの比率は
58.8%(2022年3月期)でした。約68.8億円もダイレクトセールスで売り上げているんですね。
ちなみに、
2021年3月期は約70.6億円(連結売上高の55.1%)をダイレクトセールスで売り上げていました。
2020年3月期は約73.7億円(連結売上高の54.3%)をダイレクトセールスで売り上げていました。
2019年3月期は約84.1億円(連結売上高の56.6%)をダイレクトセールスで売り上げていました。
2018年3月期は約100.1億円(連結売上高の56.4%)をダイレクトセールスで売り上げていました。
2022年3月期で、68.8億円もダイレクトセールスで売っているという見方もできますが、
ここ5年間でダイレクトセールスの売り上げは30%近くも減っています。
投資有価証券
投資有価証券の用語の確認から。
投資有価証券とは、貸借対照表における資産のうちの「投資その他の資産」ひとつです。
満期保有目的の長期保有債券(満期までの期間が1年以上ある債券)や、子会社株式・関連株式
といった市場性のない関係会社の株式や、市場での価格がない有価証券などを指します。
簡単に言えば、短期所有目的なら有価証券、長期所有目的なら投資有価証券となります。
丸八HDの2022年3月期末の投資有価証券は約46.1億円でした。
2021年3月期末は約42億円だったので、約4億円増えたことになります。
土地、不動産
2022年3月期末で土地を124.7億円、建物を47.4億円保有しています。
これ点については、昨年とあまり変わりありません。
大きなニュースは、東京都調布市の建て貸し用ホテルと同様に、東横INN系列のホテルを
東京都町田市にも建設中とのことです。もともとは丸八HDのスリープラボがあった場所です。
東急田園都市線 南町田グランベリーパーク駅北口の国道16号を挟んだ向かい側になります。
駅とホテルの間には、横断困難な国道16号が走っていますが、地下通路で駅へのアクセスは
良好です。
青山や新宿の土地と比べると、見劣りしますが遊休地の有効活用です。
米ドル建て資産
丸八HDはドル建て資産を多く保有しています。
2022年3月末時点で、連結子会社の丸八アセットが
日本円換算で約127.9億円の米ドル建て金融資産を
HATCHI SYDNEY CORPORATIONが
約47.9億円の米ドル建て資産を保有しています。
現在は2022年3月よりもさらに円安になっているので、
円に換算した資産はさらに増えていると思われます。
丸八HDの為替損益については以下もご覧ください。
大株主
前回の丸八HDの大株主でも注目した内藤征吾氏が買い増ししていました。
丸八HDの大株主については、以下をご覧ください。
現在の内藤氏の保有株数は、10万株(保有比率0.6%)です。
まとめ
以上、ひだまりのコア銘柄である丸八HDの第10期の有価証券報告書を読んで、
ひだまりが興味深かった点をつらつらと書いてみました。
ダイレクトセールスの売り上げは着実に落ちています。
不動産収益は横ばいです。
金融資産の運用は絶好調です。
この点を踏まえて、今後丸八HDがどのように変化していくのか大注目です。
投資に関して、ブログに掲載している内容は、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。免責事項も御一読お願いします。
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