今日はひだまりのサテライト銘柄である中国株のバンクオブチャイナ(03988)のこれまでと、今後について考えてみようと思います。またひだまりがバンクオブチャイナを保有する理由についてもコメントします。
バンクオブチャイナはひだまりのサテライト銘柄です。ひだまりはバンクオブチャイナを133000株保有しています。
ひだまりの2021年9月の運用状況については以下をご覧ください。
また、今年度は配当として、バンクオブチャイナから日本円で335,596円(税引き後)の配当を受け取っています。
ひだまりの2021年9月までの配当状況については以下をご覧ください。
ひだまりの投資戦略については以下をご参照ください。
バンクオブチャイナとは?
中国工商銀行・中国建設銀行・中国農業銀行と並んで、中国4大銀行のうちの1つです。近年は世界の総資産銀行ランキングは、いつもこれらの銀行でトップ4を独占しています。2006年に香港証券取引所に上場しました。
バンクオブチャイナの売り上げ高とEPSの推移
上場後の売上高とEPSの推移を供覧します。売上高、EPSともに綺麗な右肩上がりです。
では、株価も右肩上がりなのか・・・というとそうでもありません。次項で株価の推移を見てみます。
バンクオブチャイナの株価の推移
株価は見事にボックス相場です。むしろ最近は右肩下がりの傾向さえあります。指標面では、PER3.5倍、PBR0.3倍と恐ろしいほどの安値指標になっています。グレアム指数は驚異の1.05です。なぜこのようなことになっているのか。それは最終項で考察します。
配当額、配当利回り、配当性向
配当はどうなっているか見てみましょう。配当に関してはここ最近はほとんど一定です。一方で、株価が順調に下がっているので、配当利回りは驚異の8.8%になってしまいました。配当性向は20-30%で推移しています。
年度 | 配当額 | 配当利回り |
2021年 | 0.2376HKD | 8.77% |
2020年 | 0.2093HKD | 7.10% |
2019年 | 0.2108HKD | 7.22% |
2018年 | 0.2116HKD | 5.89% |
2017年 | 0.1923HKD | 4.48% |
2016年 | 0.207HKD | 5.69% |
バンクオブチャイナの株価をどう考えるか。
では、なぜバンクオブチャイナはここまで割安なのでしょうか?これは、一般的に中国株に関する憶測や噂が関係していると言われています。代表的なものは以下のようなものです。
- 帳簿にはでない不良債権がたくさんある。
- 国の政策で状況が一変する。
- そもそもデータが信用できない。
などと言われるものです。
これについては、ひだまりも「火のないところに煙は立たない」的な感じで考えています。すべてがうそでないにしろ、意図しないものも含めて少しは上記のような側面はあると思います。
ひだまりがバンクオブチャイナを継続保有する理由
では、なぜひだまりはバンクオブチャイナを保有しているのか?これについては2点理由があります。
1つ目は、高い経済成長が理由です。ひだまりは中国を旅行したことがあります。その際に、中国の経済成長を目の当たりにしました。もちろん農村部と都市部で差はありますが、成長性という観点では、日本をはるかに越えていました。
日本では、過去の歴史や領土問題から、中国に対して負の感情を持つことがあります。今でも、メイドインチャイナを嫌う人はいますし、国自体に対しても否定的な意見を持っている方が多いのも事実です。
一方で、今後も経済成長が続くことは、実際に見ると認めざるを得ませんでした。ひだまりは、中国の経済成長については、感情論は別として、投資家として曇りのない眼でみたいと思っています。バンクオブチャイナについては、経済成長とともにさらなる規模の拡大が期待できると考え購入・継続保有しています。
2つ目は、確実に一定の配当を出しているからです。PBRやPERについては、懐疑的になるところもありますが、毎年一定かつ高い配当を出しているのは事実です。極端な減配があれば、すぐにでも売却をしますが、ここ10年は確実に配当をだしています。インカムゲイン目当ての投資をしているひだまりにとって配当利回り8.8%は魅力的です。
上記2点でバンクオブチャイナを保有しています。
一方で、国の政策変更で全てが変わってしまう点は本当に恐ろしいです。中国恒大集団の問題もしかりです。こればかりは本当に先が読めません。
上記を踏まえて、中国の政策変更にドキドキしつつ、経済成長と高配当に期待してバンクオブチャイナを継続保有予定です。
注 ひだまりは日本が大好きですし、日本にこそもう一度高度経済成長期のような時代がこないか、淡い期待をしています。
投資に関して、ブログに掲載している内容は、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。免責事項も御一読お願いします。
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