医師(勤務医)ひだまりが独自の視点で行う株式銘柄分析 アクシーズ(1381)

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医師(勤務医)ひだまりが独自の視点と評価項目で銘柄分析を行う企画です。主観がかなり入っています。ひだまりは、PBR1倍以上はほとんど買わないバリュー投資家です。そのため、銘柄評価も考え方もバリュー投資家よりです。

初回の今日は、ひだまりのサテライト銘柄のアクシーズ(1381)です。コメントいただければ幸いです。

評価方法

10項目に関して1項目あたり各10点のTotal100点満点で評価します。

評価項目は以下の通りです。

  • 今後期待できる事業か?
  • 売上高の推移
  • EPSの推移
  • ROE
  • 自己資本比率
  • 営業活動によるCF
  • 魅力的な資産
  • 一株当たりの配当金、配当性向、配当の推移
  • 現在の株価
  • ひだまり評価

今後期待できる事業か? 5点

アクシーズは1962年創業になります。本社は鹿児島です。もともとは、卵の出荷をメイン事業としていましたが、途中から鶏肉の出荷をメイン事業とするようになりました。1977年にケンタッキーフライトチキンと販売契約をし、1983年からは、フランチャイズ契約を結んで現在に至っています。

昨今は鳥のから揚げブームのためかアクシーズの売り上げも順調に伸びています。ひだまりは今後の見通しについては、横ばい~やや拡大していくのではないかと考えています。日本の人口が減っていく中で鶏肉の消費量は減っていくと思います。そのため、鶏肉を出荷する会社もある程度淘汰されていくのではないかと思います。その中でアクシーズは現在の規模と事業モデルから淘汰された企業を吸収し成長していくのではないかと考えています。

上記を踏まえて5点にします。

売上高の推移 7点、EPSの推移 8点

売上高、EPSとも着実に伸びています。急激に伸びるわけでもなく、着実に伸びていっています。ひだまりの最も好きな業績の伸びかたです。

よって売上高の推移は7点、EPSの推移は8点です。

                                                出典 マネックス証券銘柄スカウター

ROE 7点

前期のROEは14.74%でした。かなり優秀な会社経営だと思います。

よって7点です。

自己資本比率 9点

自己資本比率は85.8%です。よっぽどのことがないと倒産しないと思います。

よって9点です。

営業活動によるCF 7点

営業CFはここ最近はやや伸び悩んでいる印象です。一方で着実に利益を出せているため現金・現金等価物は着実に増えています。

よって7点です。

                                                出典 マネックス証券銘柄スカウター

魅力的な資産 7点

メインの土地は、工場の土地が中心だと思います。また投資有価証券も4.8億円ほどです。

一方で、現金および預金が79億円あります。負債の合計が28.6億円ほどです。差し引き50億近い現金および預金があります。現在の時価総額が178億円ほどなので十分な現金および預金を有していると思います。

よって7点です。

一株当たりの配当金、配当性向、配当の推移  8点

直近の配当金は90円(2.83%)で、配当性向は21.0%です。連続増配年数は7期連続です。着実に株主に利益を還元しており、かつ増配の余地もありそうです。

よって8点です。

現在の株価 5点

現在の株価は3180円(2021/9/10現在)です。PBRで1.03倍です。

高すぎず安すぎず適正な株価だと思います。

よって5点です。

ひだまりの評価 9点

ひだまりがアクシーズが好きなところは、3点です。

  • 一貫生産による事業運営
  • 着実な投資、着実な成長
  • わかりやすい事業モデル

1つ目は、下図の通り飼料製造から、飼育、食品加工、そしてケンタッキーフライドチキンを代表として外食での自社製品の消費まですべて自社で完結できる点です。これはかなり魅力的な事業モデルでないかと思います。

                                                  出典 アクシーズ有価証券報告書

2つ目は、これはやや漠然とした感じになるのですが着実に投資をして着実に成長している点です。ひだまりは、オールドエコノミーと思われがちな畜産業界は現状維持路線が中心と思っていました。一方で、アクシーズは着実に売上高を伸ばし、着実に増配してきています。ひだまりにはその要因がはっきりわかりません。この点は非常に面白いと思います。

アクシーズは、ひだまりのような着実な投資が好きな投資家にとっては理想的な会社だと思います。

3つ目が、なにをやっている会社か理解しやすい点です。バフェットも昔はわかりにくい業界としていたIT業界への考え方を変えて投資を行っています。91歳のバフェットが柔軟な対応ができるのに、頑固なひだまりは、昔のバフェットの考え方に固執しています。やはりなにをやっている会社かわかりやすい会社に投資をするのが好きです。アクシーズは鶏肉生産に関してほんとうにわかりやすい会社だと思います。

以上がひだまりがアクシーズを保有している理由です。では、これ以上買い増すかというと、しばらくは様子見です。

ひだまりは、PBR1倍以上はほとんど買わないバリュー投資家です。最近のアクシーズはちょうどPBR1倍台でうろうろしています。もう少し安くなると間違いなく買いに動きます。

総合得点

アクシーズの総合得点は、72点でした。

投資に関して、ブログに掲載している内容は、あくまで個人的見解に基づくものです。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。​​

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。免責事項も御一読お願いします。

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